過去の自分の文章はあんまり見たくなかった・・・はずい
途中までしか完成してなかったんだけど、この際だからと登場人物の設定と、部誌の内容を一部抜粋していろいろ描いてみたよ
あまりにこっぱずかしいので隠します
じゃ、まずは人物紹介から↓
反乱軍
国民に圧政を強いる政府を批判し、各地の反乱分子とも結託
本拠地は政府軍と同じく国の北部に設置している
反乱軍総長
元政府軍総隊長
8年前の神崎家粛清の際、茜を助けた為に政府を辞め、大工業を営みながら反乱の期を探っていた
御三家の一つ、光路家出身
貴族のしきたりが性に合わず、光路の名を捨て、母方の姓を名乗る
政府軍に入ってからはメキメキと頭角を現し、総隊長にまで上り詰めた
御三家の元当主だった、茜と晴信の父親とは幼馴染
反乱軍参謀
普通の人間から術師になった唯一の人
こう見えても三十路だとか
術は滅多に使用しない
戦闘時には飛び道具を操る
普段は情報屋を営み、生計を立てている
父が政府にいる
日高とは政府にいた頃からの知り合い
政府を辞めた後も連絡を取り合い、情報操作に長けているのを理由に自ら志願
盗賊団団長
陽動要員として日高に呼び戻された
神崎の名は普段は使わない
8年前から日高の世話になっていたが、2年ほど前に勝手に盗賊団を立ち上げ、義賊として国中にその名を知らしめた
これでも一応指名手配犯
神崎家
呪術が発達したこの国において、唯一術の効果を打ち消す血を持つ一族
結界でさえ、その機能が働かない
そのため、戦時においては優位に立つ
戦闘能力が非常に高く、武術の名門となる
御三家として認められ、粛清された今でもその名は多くの人に知られている
盗賊団
総勢20名あまり
皆一様に茜が貧困街で出会った者ばかり
茜が義賊として金品を渡しているのを目の当たりにし、自ら志願
裏設定としては、茜の隣にいる人は神崎家の元使用人
反乱軍の本拠地を提供
神社の神主
見た目に反し、年齢は全登場キャラ中最年長
簡単にいえば異世界人
本気だしたら無敵
回復系、戦闘系、さまざまな術を巧みに使いこなす
本来の姿に戻れば広域魔法も使える
髪型はやっぱりこコレに戻りました
神社
古くから森の中にひっそりと建つ
位置的には城からいくらか離れた場所にある
桜華が神主を務める前は術師名門の楠家が代々神主を務めていた由緒正しき神社
現在は神社を球形に取り囲むように結界が張られ、物体の浸入を察知する
政府軍
現将軍
お飾り将軍と揶揄されることもしばしば
先代が謎の突然死してしまった為、幼くして将軍として扱われるようになった
つねづね自由に憧れていた
思わぬ形で自由になり、困惑していたが、自分の存在意義、自分が本当にやりたいことを見つける為に反乱軍に加担
政府軍総隊長
元老院第3席で、事実上軍の最高責任者
将軍の世話役でもある
3人の部下と行動を共にしている
幼い頃、貧困街で日高に出会う
剣の才を見出され、日高の部下として働く
8年前の神崎家粛清にも関与
とある理由から茜を助けてくれと頼んだ
日高に晴信を守ると約束
世話役としての権利を手に入れる為に、日高から各地の反乱の情報を与えてもらい、反乱を迅速に解決
その功績を認められ、2年ほど前から世話役として働いている
二学期の部誌で、部下の一人に謀反の疑いで投獄されてしまった
元老院
階級は第1席から第20席まである
総勢60名あまり
政府の方針をすべて取り仕切っている機関
貴族がほとんどで、国民の貧窮の根源
第1席と第2席は滅多に会議に出席しない為、第3席が責任者となる
政府軍専属巫女
城全体を取り囲むように呪符を貼り、結界を張り巡らせている
物体の浸入を察知し、必要とあらば排除する
術師名門の楠家の次期当主
本名は楠真麻
野上とよくつるんでいるが、理由は不明
楠家
術師を数多く輩出してきた名門
術師としての才があれば当主になれる
言い換えれば術師でなければ見向きもされない
分家に柊家がある
術師
普通の人間にはない能力を持つ者
人間から術師になることは事実上不可能
体の造りから違うby黄戯
政府軍技術開発研究室室長
自身の体さえ実験体にすることをいとわない
幼いころ、戦場で軍医に拾われ同じように軍医となる
医学研究の果てに不老不死の法を発見
しかし、体の表面の老化が止まっただけで、内臓はむしろ老化速度が上がってしまった
妻と娘がいたが、妻は病死、娘との交流もない
術師開発
野上が不老不死の法を研究していた際に手をつけた研究
実験体のほとんどがその副作用に苦しみ死亡
最近、政府のある人間に施術したらしい
三学期部誌の内容
三部作と銘打っていたので、これで完結させるはずだったんですが、全然終わりが見えない
いやぼんやりとは見えていたけど、結局たどり着けなかった
二学期の最後で木賊が投獄されてしまい、話はその4日後から始まります
牢屋を訪れた元老院第2席、柊真昼は結界を貼っていた牢へと近づく
それには元老院の自分に反抗する人間に対し、見せしめとして使っていた、人の生命エネルギーを吸い取って具現化するという術が施されていた
その牢にいたのは木賊で、柊は「気分はどう?」と話しかける
その問いに木賊は
キャーコワいです柊さん!
その頃、この国では各地で平民の反乱がおこり、政府軍との戦いが勃発していた
葵の情報操作も功を奏して元老院は大混乱
その中で木賊の部下二人は決断した
反乱軍の少人数構成の部隊
それを構成するのは茜率いる盗賊団と晴信、そして新たに仲間に加わった黄戯だ
茜の能力を使い、数人を中に入れ、黄戯自らが施した結界を呪符を一つ一つ剥がしていった
そうすることで反乱軍の本陣が攻撃を加えることが可能になるからだ
中に侵入した後、盗賊団の一部が牢屋まで迅速に到達
自分の役目は終わったとして眠ろうとした木賊に対し
「そのまま眠ってみろ。私が直々に息の根止めてやる」
「捕まったっていうから助けに来てやったってのに、この様とは…。私より強いと言っておきながら見損なった」
「三秒以内に起きろ。さもなくば喉元掻っ切るからな。はい3、2、い…」
「…刀も何も突き付けないで何が掻っ切るだ。もう少しましな嘘を付け」
なんやかんやあって、木賊救出
そこへ木賊の部下も到着
敵でないことを確認し、行動を共にする
元老院第1席の楠真夜は義妹である柊に説得するも、無理やり術師となった彼女の力が暴走
彼女の術であろう光の雨は城へと進軍していた反乱軍の元まで到達
すでに政府軍と戦っていたが、政府軍の所に落ちた光の雨からも術式が発動したことから敵味方の区別もなく攻撃してきたと解釈
攻撃対象を術式から現れた式神に変更
全力全開!
神社ではけが人の治療を行うために桜華と葵が残っていたが、光の雨はここにも到達
葵が応戦するも、数が多すぎるために苦戦
桜華が本来の姿に戻り、広域魔法で敵を一掃した
城の最上階にたどり着いた晴信達
ここに来るまでに通った元老院の会議室には誰もいなかった
皆保身に走ったのだ
最上階には光の雨を生み出している奔流が天高くそびえ立っている
木賊達は倒れていた楠を助け起こす
そこへ現れたのは木賊の部下の山浦だった
一方奔流の近くでは、柊の暴走を止めるべく、黄戯、茜、晴信が結託し、戦闘開始
…とまぁ、こんな感じです
日高が空気になりかけてましたが、ちゃんとやることやってるから大丈夫
高校時代のグループのメンバーをRPGとかにある職業に当てはめたらどうなる?
という所から始まったこの話
当時はこんな物語になるとは思いもしなかった
最初の設定からはかけ離れちゃったけど
でもこの物語を描かせてもらえて、そして部誌に載せる事が出来てとても幸せでした
このネタ(?)を提供してくれた青譲と殿には言葉に言い表せられないほどの感謝を
そして勝手にネタにしてしまったグループの皆には謝罪とこれまた感謝を
地球外は幸せ者でした!
また機会があったら何らかの形にしたいと思います
後日談とか↓
元老院制度は廃止され、貴族という制度は残ったものの、国の方針は選挙で選ばれた平民で決めることになった。
僕はと言えば、将軍という職もほとんど機能しなくなってしまった為に、今までと対して変化が無い。
機能しなくなったと言っても、法律とかの最終認可は僕の仕事だから、完全にお役御免ってわけでもない。
それなりに充実している。
地方ではまだまだ貧困層がたくさんあるから、その人々を助ける茜の仕事(?)もまだまだ無くならない、のかな?
あの後、反乱軍は解散した。
日高さんは大工に戻ってしまった。
多くの人から政府に復帰して欲しいと言われていたようだけど、それはそれで彼らしい選択だと思う。
葵さんも情報屋に戻った。
黄戯さんは当主に正式に任命され、楠真麻として楠家、柊家の両家の問題を解決しようと必死に頑張っている。
真夜さんも真昼さんも彼女に協力している。
両家の溝が埋まるのも、そう遠くない未来かもしれない。
木賊は…
「次の会議で審議される議題の資料です。一応目を通しておいてください」
昔と変わらず、僕の側近として働いてくれている。
日高さんと協力していたとは言え、その才能は本物。
彼がいなければ今よりもっとひどい状況だった、と、彼の部下からの必死の説得により政府に残留することが許された。
その権限は前より狭くはなったが、彼の部下3名と共に今日も今日とて仕事三昧。
資料を届けに来ただけだったらしく、彼はそそくさと退室していった。
その資料の中には新聞もあった。
彼女は今日も頑張っているようだ。